元三大師安樂寺(がんざんだいし あんらくじ)で御朱印を頂きました。
2022.05.29参拝

「正覺山蓮前院安樂寺」
所在地:茨城県常総市大輪町1番
駐車場:あり(無料)
アクセス:関東鉄道常総線「中妻駅」または「三妻駅」から徒歩約1時間
茨城県常総市にある「元三大師 安楽寺」をご紹介します。
ここは、おみくじの創始者とも言われる「元三大師(良源)」を祀る天台宗の古刹。
ただのお寺と侮るなかれ!
一歩足を踏み入れると、そこには別世界のような静寂とパワーが満ちていました。
■安樂寺の歴史
延長7年(929年)、学問の神様として崇敬を集める菅原道真の子・景行が大生郷天満宮の別當寺として創建したそうです。
江戸時代初期、陰陽道や風水に基づく江戸鎮護構想を進めた大僧正・南光坊天海により江戸城の鬼門に当たる安樂寺に慈恵大師良源(元三大師)が勧請され、徳川幕府の庇護を賜る関東屈指の名刹となりました。
■3つの門、どれから入る?
安楽寺には珍しく3つの参道があり、それぞれ門にご利益が込められています。
長寿門(表参道):厄除開運。まずはここから!
福禄門(東参道):商売繁盛を願うなら。
子安門(西参道):子宝・安産のご利益。
私は欲張らず(?)表参道から入りましたが、門をくぐるたびに空気がキリッと引き締まるのを感じます。

鐘楼堂

厄除けの門「中門」
本堂と大師堂がある境内の入口・諸願成就門と呼ばれる中門には厄除けのご利益があります。

安樂寺本堂、天台宗別格本山 正覺山蓮前院安樂寺が正式名称のようです。
木々に囲まれた茅葺き屋根の建物や、手入れの行き届いた庭園は、どこを切り取っても絵になります。深呼吸するだけで、日頃のストレスがスッと抜けていくような感覚に。
安樂寺は数々の映画・ドラマのロケ地としても有名です。
・NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一さん主演)
・フジテレビ「信長協奏曲」(小栗旬さん主演)
・TBSテレビ日曜劇場「JIN-仁-」(大沢たかおさん主演)
などなど---
歴史ドラマ好きじゃなくても知っているような名作ドラマのロケ地になっています。
管理人が安樂寺の駐車場へ向かうと、手前のスペースには見慣れない車が停まっていた。
品川ナンバーの紺色のハイエースが2台、さらに機材運搬用と思われる2トントラックも2台――
明らかにただの参拝客ではない。
そのまま奥の駐車場へ進むと、道路脇にはかご台車に積まれた撮影機材やロケセットの部材が並んでいる。
「ロケやってんじゃん!」
思わず嫁に声をかけると、「何の撮影?」と返ってくる。
だが、こちらにわかるはずもない。
さらに進み、奥の駐車場に入ると、今度は様子が一変した。
品川ナンバーの高級ワゴン車が、エンジンをかけたまま日陰に停まっている。
この日の気温は36度。
冷房を効かせるため、エンジンを切れないのだろう。
その周囲には、都内ナンバーの高級車が数台。
主要キャストのものと思われる車が並んでいる。
「間違いない……ロケやってる」
思わず、少し上ずった声が漏れた。
どうやら撮影は休憩中らしい。
おそらく芸能事務所の送迎車であろう高級ワゴン車――
その中に、休憩中の「芸能人」がいるのは明らかだった。
こうしたロケ現場では、寺の一室が控室になることが多い。
しかし、人見知りの役者や、共演者との距離感を気にする場合、あえて控室を使わず自分の車で休むことも珍しくない。
目の前のワゴン車も、まさにそんな一台なのだろう。
だが――
カーテンはしっかり閉ざされている。
冷房の効いたその車内に、誰がいるのか。
結局、確認することはできなかった。
参詣を済ませ、御朱印を拝受。
車へ戻る途中、スタッフがトラックから小道具を運び出しているところに出くわした。
どうやら、もうすぐ撮影が再開されるらしい。
しかし撮影場所は、「健康延壽之門」から延びる細い林道の奥。
見学できるような場所ではなさそうだ。
車で出演者の出待ちをしようか――
そんな考えも一瞬よぎる。
だが、
「田舎者の野次馬根性で邪魔をしてはいけない」
そう思い直し、後ろ髪を引かれる思いを振り切って、元三大師安樂寺を後にした。
後日。
嫁が何気なく見ていたテレビで、あの日のロケの正体が判明する。
なにわ男子・道枝駿佑君主演、
日本テレビ『金田一少年の事件簿』――
あのとき見かけた機材、そしてロケセット。
すべてが、ドラマの中にそのまま映し出されていた。
「なるほど、あれだったのか」
その瞬間、現地での記憶と映像がつながった。
何のロケかもわからずに通り過ぎたあの日。
だが今になって、はっきりとその答えを知ることになったのである。

元三大師堂の安樂寺慈慧殿
元三大師とは、平安時代の天台宗の僧・慈恵大師良源の尊称です。
天台宗最高の位である第18代天台座主に就いた高僧で、比叡山延暦寺中興の祖として名高く、全国の神社にあるおみくじの創始者とも言われています。
■元祖「おみくじ」を体験
おみくじの元祖ということもあり、こちらのおみくじは少し独特。
よくある「吉・凶」の結果だけでなく、そこに書かれたお言葉をじっくり読み解くことで、今の自分に必要なメッセージが受け取れる気がします。

今回書置きで頂いたご本尊の御朱印。
御朱印は本堂向かいの庫裡にあるインターフォンを押すと対応して頂けます。
インターフォン脇に御朱印の種類と番号が書いてありますので、ご希望する御朱印の番号でお伝えください。
■週末のデトックスに最高!
都心からも車で1時間ちょっと。
厄除けはもちろんですが、
「最近ちょっと疲れたな…」
という時にふらっと立ち寄るだけでも、心身ともにリフレッシュできる場所でした。
自然に癒やされながら、最強の厄除けパワーをチャージしに、ぜひ足を運んでみてくださいね。