河内源氏ゆかりの冠稲荷神社で4種の御朱印を頂きました。
2022.05.18参拝
いなり幼稚園がある正面参道に建つ南大鳥居。
無料駐車場も広くたくさんあってお参りしやすい神社です。
「冠稲荷神社」
群馬県太田市細谷町1
参道左手に菅原社・厳島社・諏訪社・八坂社の四社が鎮座しています。
参道の右手には美咲稲荷社と、その裏手には聖天宮日高社も鎮座していました。
「冠稲荷七福神殿」
こちらは14回の拍手拝礼が正しいお参りの仕方だそうです。
本殿左奥には「白狐社」があります。
かわいいお稲荷様がズラーッと並んでいる姿は圧巻でした。
「冠稲荷神社拝殿」
冠稲荷神社は天治2年(1125年)摂関家領上野国八幡荘を領した源義国によって創建されたそうです。
源義国は清和源氏の名門・河内源氏の一門で、嫡子・義重は新田氏、次男・義康は足利氏の家祖となっています。
義国はのちの「源氏の棟梁」と目されていましたが気性の荒さからたびたび乱暴狼藉を働いたため後継者から外されたそうです。
官位が加賀介だった事から「荒加賀入道」といわれるくらいの暴れん坊だったようです。
承安4年(1174年)には僧になる事を拒んで鞍馬寺を出奔した源義経が藤原秀衡を頼って奥州平泉に下向する道中、ここが源氏ゆかりの社だと知って立ち寄り、冠中に勧請してきた伏見稲荷大社のご分霊を鎮祭されたそうです。
元弘3年(1333年)後醍醐天皇に呼応して挙兵した足利氏の鎌倉幕府討伐軍に参陣した新田義貞は、この社で戦勝祈願し鎌倉へ進撃、東勝寺合戦で北条得宗家を破り鎌倉幕府を滅亡させました。
ちなみに、義経は河内源氏・源義朝の九男、新田義貞は河内源氏義国流新田氏本宗家8代目当主です。
清和源氏の名門・河内源氏が深くかかわっている神社だという事がよくわかりますね。
今回拝受した御朱印は4種、直書きで頂けました。
冠稲荷神社は御朱印の種類も豊富で、特に「限定御朱印」はデザインも可愛いものが多くて選ぶのが楽しいですよ。
管理人は今回は限定御朱印は拝受しませんでしたが、次回は限定御朱印を拝受したいと思います。
社務所前にはお守りやお土産を買えるスペースもあり、甲大鳥居の脇にはお洒落なカフェが併設されていますので休憩にはぴったりです。